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Birder11月号にスズメの記事を書きました

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  11月号にスズメの記事を書きました。東京の都心部でスズメが増えていることと,その考えられる原因について書きました。 明日(10/15)あたりから書店に並ぶと思いますので,ちょっと読んでみてください。 h ttps://www.bun-ichi.co.jp/tabid/57/pdid/17545-202511/catid/20/Default.aspx

北海道を一周,旅してきました。

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 学会が札幌であったこともあり,北海道を一周旅してきました。こんな感じに自動車(毎度愛用のガッツレンタカー)に自転車を積んで,車中泊の旅です。自転車の走行距離は1470km,自動車の走行距離は2950kmでした。 南は大沼周辺  北は宗谷岬  東は納沙布  そして再び南の襟裳岬  とまわってきました。以前調査をした場所の現在の様子も見てきたのですが,変わっていたのは風車の様子。オジロワシの衝突が危険と指摘していた海岸崖の風車が,おそらく耐用年数の関係もあってか,撤去されてました。これによって,バードストライクがどれくらい減ったのか,データはあるはずなので,検証したらどうかと思いました。  かわりに小さな風車がたくさん立っていました。高さも低いのでバードストライクは大丈夫なのか,ブレードの回転が速いので逆に危ないのか,これも検証が必要な気がしました。  鳥はコンパクトデジカメではなかなか撮れませんが,ゴジュウカラがカラ類と一緒に渡っていて,地面に降りたところが撮れました。シロハラゴジュウカラ,こっそり本州にいたりするのでしょうか?  あとは,風景的にアオサギとオオハクチョウの写真,なかなかいい感じじゃないでしょうか?

スズメの繁殖,ほぼ終わりか

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  8月も中旬に入ろうとしています。今日,スズメの調査に行ってきましたが,3回目のピークも終わり,繁殖はほぼ終わったのか,親鳥の巣穴への出入りも数地点のみ,ヒナの声の聞かれた巣は2か所の調査地ともに1か所しかありませんでした。  繁殖状況を2010年に行なわれた調査と比較してみると,1回目,2回目,3回目のピーク共に,早まってました。  繁殖回数も都市部は増えているようで,今月いっぱい調査してから,短報にまとめようと思ってます。

OIKOSの8月号に論文掲載,表紙にも!

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  https://nsojournals.onlinelibrary.wiley.com/toc/16000706/2025/2025/8 モニ1000の論文が8月号に掲載されました。 表紙にも,ぼくの写真ではありませんが,いつも写真をつかせていただいている三木さんの写真が使われました。表紙写真はちょっとうれしいですね。

スズメの調査結果が朝日新聞で紹介されました

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 7月28日の朝日新聞の夕刊で,都市部でのスズメの調査結果が紹介されました。  そこでは都市部でスズメが増えた原因の可能性の1つとして,都市部で猛禽類が少ないことが紹介されていますが,今,行なっている調査からは,都市部で繁殖回数が増えていそうだということもわかってきています。下の図がそれを示していますが,まだ1か月ほど調査が続くので,もうちょっと差が大きくなるかもしれません。  また,繁殖回数が増えた理由として,繁殖が早まっていることや,捕食の影響なども見えてきています。調査が終わったら,短報にまとめる予定です。おたのしみに。

秩父の巣箱を回収

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 7/22-23 の日程で秩父演習林に設置した巣箱を回収してきました。今年は,一番の目的の亜高山帯の巣箱を誰も利用してくれず(虫は多少入っていました)残念でしたが,1350mくらいの中標高の位置と1050mくらいの低標高位置に設置した場所は利用してくれました。   中標高の位置は,バードリサーチ在職時代に行なっていたコアプロットよりも標高が高いだけに少し遅い時期に繁殖していました。  逆に低標高の場所はやや早めでしたが,シジュウカラとの競争のせいか(巣内の卵をいじるシジュウカラが映っていました)失敗してしまいました。    また,巣作り途中で放棄された巣は,マルハナバチに利用されていました。マルハナバチで放棄の原因ではないと思いますが,そうした放棄があることも報告されています。 https://mobile.wbsj.org/nature/public/strix/27/strix27_07.pdf  調査終了後に,調査地へ上がるために利用するモノレールの運転講習を受けて,免許をとることができました。ちょっとうれしい。

スズメの繁殖3回目の時期に

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 7月も中旬になって,スズメの繁殖も3度目のヒナの声が聞かれるようになりました。都市部では,3度目の巣もあり,営巣数も3度目のピークを形成しつつありますが,農村部は,3度目の巣が1巣ありますが,あまり明確なピークはできていなくて,この時期になっても,今年初めてヒナの声が聞こえた営巣場所が記録されています。  都市部と同様に,スズメの巣への出入りは観察できているので,繁殖がうまくいっていなくて,ヒナの声が聞こえるまでに達する巣が少ないのかもしれません。