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Strixに都心部のスズメの繁殖回数が増えているという論文が掲載されました

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 日本野鳥の会の研究雑誌 Strixの42巻が出ました。  そこに,昨年行なった,都心部と農村部のスズメの繁殖回数を2010年の調査と比べた結果が掲載されました。 ・都心部では繁殖回数が増加していたけれども,農村部ではしていなかった ・両地域とも,繁殖開始時期が早くなっていた  ことが調査からわかり,スズメの繁殖時期が早くなっており,それに伴い繁殖期間が長くなったこと,都市部で緑地面積が広くなり,採食環境がよくなっていることが都心部でスズメの繁殖回数が増加したことに影響しているかもしれません。  また,農村部では捕食者が多いことや,宅地開発等で採食環境が悪くなっているために同様に繁殖期間が長くなったにも関わらず,繁殖回数が増えていないのかもしれません。

秩父突出峠で巣箱の確認とレコーダの回収

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  2026年5月27日に巣箱やレコーダを設置してある秩父の突出峠に行ってきました。  演習林のモノレールが故障ということで,予定していたテント泊での捕獲調査は中止として,空身で登って,レコーダの回収と巣箱の点検だけしてきました。  レコーダは無事,録音できていました。去年,一昨年とトラブルで録音できていなかったので,久々のデータになります。これから梅雨になるので,雨の日に,家で聞き取りたいと思います。  巣箱は,峠部分は,残念ながら今年も利用していませんでした。ヤマガラは周囲に2つがいはいるようでしたが,使ってくれなかったようです。だんだん生息密度が高まれば,利用してくれますかね。また,クロスズメバチが2つ利用していたのですが,(点検時に危険なので)退去願いました。来月,再入居していないと良いのですが。  標高の低いワサビ沢というところと,その中間地点にも巣箱を設置していて,今回は中間地点はモノレールでないといけない場所なので,ワサビ沢は確認してきました。5か所中3つを利用,2つはクロスズメバチという結果でした。去年んはシジュウカラと巣箱を取り合っている様子がカメラに写っていて,結局繁殖に失敗してしまったのですが,今年は大丈夫そうで安心しました。 。

オオルリが多くヒヨドリがほとんどいない伊豆大島

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 4月28日に大島に行ってきました。メインは自転車で遊ぶことですが,伊豆諸島鳥類繁殖分布調査の時に担当したので,その後の様子を見ることもかねて行ってきました。 大島の特徴の1つはオオルリが多いところ。こんな灌木しかないようなところでもさえずっています。 今回もたくさん声が聞けました。前回の調査ではオオルリと比べて多くなかったキビタキもやや増えているような感じがしました。 もう1つの特徴がヒヨドリが少ないこと。今回も1回渡りと思われる群れが見られましたが,それ以外では2か所でちょっと声を聞いた程度。やはり少ないままでした。ほかの伊豆諸島の島では普通にいるので,不思議です。 終了後,べっこう丼も食べました。 自転車の話ですが,今回からチェーンオイルではなく,ワックスを使ってみました。オイルだとチェーンが汚れて,輪行するとき,どうしても手が汚れてしまうのですが,チェーンがあまり汚れずなかなか良さそうです。
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  今年も森の鳥の聞き取り調査しています。今のところ,初認の早い鳥が目につきます。初認が遅いことは後になってわかるので,そういったバイアスはかかってますけどね。まだ記録されずに遅いなと思うのは,山中湖のウグイスがありますが,シカの影響で減少していることが原因かなとも思います。 結果は,Xにツイートしています。 https://x.com/mjueta

レンジャク類の全国分布:厳寒地に多いキレンジャク

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  4月から森の鳥の聞き取り調査がスタートしました。その調査中に,レンジャク類の分布が話題になりました。「関東だとヒレンジャクばかりだけど,北海道はキレンジャクが多いよね」と。 キレンジャク(左)とヒレンジャク(右)  実際の分布がイメージ通りかどうなのか,そして,北海道と関東のあいだの東北あたりはどうなのか,バードリサーチの「 バードノート 」のデータを集計してみました。  バードノートのデータは「インターネットバードソン」を開始してから充実してきています。そこで,2019年のシーズン以降のデータを見てみました。レンジャク類は春は5月くらいまで記録されます。そこで,年度区切りではなく,2019年の秋から2020年5月までのデータを「2019/20」,2020年秋から2021年春までのデータを「2020/21」として集計しています。レンジャクを見たら,数も書きたくなるようで,個体数情報のあるデータが多かったのですが,ないものもあります。ないものについては1羽の記録とし,同じ地名の場所は最大値をその場所の記録として集約したのちに集計しました。  まずは,年変動をみてみました。2021/22年,2024/25年が極端に記録羽数が少ないなど,いわゆる当たり年と外れ年があることがわかります。なお,2019/20年は記録数が多いですが,福井県の記録が多く,この年に熱心に記録したなどの影響がありそうで,過大評価と考えられ,また2025/26年については,例年記録数の多い4月5月のデータが含まれていないので,過小評価になっていることは注意が必要です。 ヒレンジャクとキレンジャクの記録数の年変動  次に地域的な両種の差を見てみました。総記録羽数に基づく割合で見ても,記録件数に基づく割合でみても,想像していた通り,北ほど,そして雪の多い日本海側の方がキレンジャクの割合が高く,東北はというと,関東と北海道の中間くらいだといことが確認できました。中部の日本海側は東北に近いくらいキレンジャクが多いのですね。冬の寒さが変わってくると,こうした分布も変わっていくのか,バードノートのデータの蓄積は重要性を持っていきそうです。 地域別のキレンジャクとヒレンジャクの記録割合の違い

スズメの論文が公開されました

 「スズメが減っている」「絶滅危惧種に相当するくらいの減少だ」などと聞きますよね。でも実は,都心では増えていることが,東京都鳥類繁殖分布調査の結果からわかっているのです。  1990年代は都心部(東京の東に行く)ほどスズメの数が少ないという分布だったのが,2010年代は都心部ほどスズメの数が多くなるという逆転が起きているほどです。  「何故か」ということまでは,ハッキリしないのですが,今回まとめた論文では,考えられる原因についてまとめました。捕食者の猛禽が少ないこと,また,繁殖回数が多いことも原因の可能性があります。後者については,もうしばらくで,Strixに受理された別の論文も公開されると思います。  今回の論文はこちらから見られます  https://doi.org/10.11211/birdresearch.21.A1

巣箱カメラの固定にはヘアゴムが良さそう

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 来週,秩父の巣箱にカメラを設置する予定で,その準備をしています。 これまでは,針金でカメラを固定していましたが,カメラが外れたり,微妙な角度の調整がしにくいなど作業がスムーズにいかないところがありました。 そこで,今年は違う方法で固定することにしました。最初は家にたくさんあるパンクした後の自転車のチューブを裂いてゴムひもをつくってそれを使うこと考えましたが,方結びが難しくて止めにくいので断念。これができれば,捨てるものの再利用でエコなんですけどね。 次に試したのがヘアゴム。これはいい感じです。 100円ショップで1.8mが買えて,これが巣箱5個分。計400円でした。