スズメの繁殖3回目の時期に リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ 7月 19, 2025 7月も中旬になって,スズメの繁殖も3度目のヒナの声が聞かれるようになりました。都市部では,3度目の巣もあり,営巣数も3度目のピークを形成しつつありますが,農村部は,3度目の巣が1巣ありますが,あまり明確なピークはできていなくて,この時期になっても,今年初めてヒナの声が聞こえた営巣場所が記録されています。 都市部と同様に,スズメの巣への出入りは観察できているので,繁殖がうまくいっていなくて,ヒナの声が聞こえるまでに達する巣が少ないのかもしれません。 リンクを取得 Facebook × Pinterest メール 他のアプリ コメント
レンジャク類の全国分布:厳寒地に多いキレンジャク 4月 04, 2026 4月から森の鳥の聞き取り調査がスタートしました。その調査中に,レンジャク類の分布が話題になりました。「関東だとヒレンジャクばかりだけど,北海道はキレンジャクが多いよね」と。 キレンジャク(左)とヒレンジャク(右) 実際の分布がイメージ通りかどうなのか,そして,北海道と関東のあいだの東北あたりはどうなのか,バードリサーチの「 バードノート 」のデータを集計してみました。 バードノートのデータは「インターネットバードソン」を開始してから充実してきています。そこで,2019年のシーズン以降のデータを見てみました。レンジャク類は春は5月くらいまで記録されます。そこで,年度区切りではなく,2019年の秋から2020年5月までのデータを「2019/20」,2020年秋から2021年春までのデータを「2020/21」として集計しています。レンジャクを見たら,数も書きたくなるようで,個体数情報のあるデータが多かったのですが,ないものもあります。ないものについては1羽の記録とし,同じ地名の場所は最大値をその場所の記録として集約したのちに集計しました。 まずは,年変動をみてみました。2021/22年,2024/25年が極端に記録羽数が少ないなど,いわゆる当たり年と外れ年があることがわかります。なお,2019/20年は記録数が多いですが,福井県の記録が多く,この年に熱心に記録したなどの影響がありそうで,過大評価と考えられ,また2025/26年については,例年記録数の多い4月5月のデータが含まれていないので,過小評価になっていることは注意が必要です。 ヒレンジャクとキレンジャクの記録数の年変動 次に地域的な両種の差を見てみました。総記録羽数に基づく割合で見ても,記録件数に基づく割合でみても,想像していた通り,北ほど,そして雪の多い日本海側の方がキレンジャクの割合が高く,東北はというと,関東と北海道の中間くらいだといことが確認できました。中部の日本海側は東北に近いくらいキレンジャクが多いのですね。冬の寒さが変わってくると,こうした分布も変わっていくのか,バードノートのデータの蓄積は重要性を持っていきそうです。 地域別のキレンジャクとヒレンジャクの記録割合の違い 続きを読む
アブダビに行ってきました 11月 15, 2024 11月7日から12日までアブダビに行ってきました。 環境省で,モンゴルで行なっているセイカーハヤブサの保全プロジェクトについて聞きました。セイカーハヤブサは特にヨーロッパ圏で急激に減少しており,鷹狩のための捕獲(密猟ではない)と感電事故が大きな問題となっているそうです。個体数の回復のために,モンゴルに5000個の巣箱(直径60cm,高さ45cmの円柱に30×45cmの穴をあけたもの,2.5mの鉄柱の上に設置)を導入し,95%が何らかの鳥に利用され,セイカーハヤブサは2011年の162巣から,2014年の719巣まで増加したそうです。ただ,モンゴル政府の体制変更により,そこでプロジェクトは泊まってしまったそうです。 また,電柱が木製からコンクリート製になってから感電が増加し,その対策として,電柱の腕木と先端にプラスチックカバーをつけることで95%近く感電死を防ぐことができたということでした。 ハヤブサ病院にも行ってきました。1999年に設立され,140人が働いている病院で,なんと,上野動物園と同じくらいの敷地があるそうです。250羽が入院できる体制が整っていて,シーズンには1日平均75羽の健康診断を行なっており,人工繁殖も行なっているとのことでした。国外からも治療に来るということですが,こちらではハヤブサを飼っている人が多いのですね。 シロハヤブサを持たせてもらいました 最終日には,アブダビらしい料理を食べ,モスクにも行ってきました。案内いただいた方も,街の人たちも,皆さん親日家で,気持ちよく過ごすことができました。 続きを読む
カケス:無人録音では普段と違う声がよく聞かれる 7月 18, 2026 カケスは英名がJayというだけに,「ジェー」と聞こえる声で鳴きます。また,猛禽類など様々な声を真似たりもします。 聞き取り調査では,そのほかに,「 巻き舌 」と呼ぶ声や「 コケッ音 」とか呼んでいる声が聞かれ,野外観察ではいちばんよく聞く「ジェー」という声よりもこちらの方が多く聞かれました。そしてさらに猛禽の真似を聞くことも「ジェー」という声を聞くことより多いのも特徴的でした。「ジェー」という声は人などを警戒する声で,それ以外の声は,人が近くにいないリラックスしているときの声なんですかね。ちなみに猛禽が出現すると,猛禽の真似をします。あれは,猛禽に対して気付いているぞアピールなのでしょうか? それとも条件反射? カケスの記録は志賀高原や秩父では増減傾向はありませんでしたが,山中湖では減少傾向にありました(図1)。 図1.山中湖のカケスの記録率の年変動 カケスの記録頻度の季節変化 カケスの記録率は4月中下旬がピークでその後は緩やかに低下していきました(図2)。 図2.カケスの記録頻度の季節変化(2011-2026) 記録される時間帯 カケスの記録される時間帯は場所によって異なり,志賀高原は日の出をピークに徐々に記録率が下がっていったのに対し,秩父は日の出頃が最も記録率が低く,その後,上昇していきました(図3)。山中湖では一定の傾向は見られませんでした。なぜこんなに場所によって違うのかはよくわかりません。 図3.カケスの記録頻度と日の出からの経過時間の関係 続きを読む
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