ミソサザイ:6月下旬に再度さえずりが活発に

 ミソサザイは沢沿いに多い鳥です。それとは別に,亜高山帯の森林にも多く生息しいて,志賀高原にも生息していました。


さえずり頻度の季節変化
早春の沢を歩くと,まだ雪の残る中,ミソサザイが活発にさえずっているのが聞かれます。志賀高原でも調査を開始する4月上旬が最も活発にさえずっており,さえずりのピークはもっと前にあるのではないかと思われます(図1)。その後,さえずりの頻度は6月上旬にかけて下がっていくのですが,その後再び活発になっていました。
ミソサザイは一夫多妻で繁殖する鳥です。志賀高原で行なわれた羽田・小堺(1971)の調査によると,1969~1971年の3年間で,一夫四妻(1例),一夫三妻(1例),一夫二妻(3例),一夫一妻(4例)が記録されました。そのためさえずり期間が長く,調査の後半でも再度活発になっているのかもしれません。



図1.志賀高原のミソサザイのさえずり頻度の季節変化(2012-2026)


さえずる時間帯
ミソサザイは早朝からさえずる鳥で,日の出前が一番さえずりが活発でした。日の出にかけて少し低下しましたが,その後は,ほぼ同じ頻度で推移し,大きなさえずり頻度の低下はありませんでした(図2)。


図2.志賀高原のミソサザイのさえずり頻度と日の出からの経過時間の関係

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