メジロ:秩父に定着した照葉樹林の鳥
メジロは照葉樹林に多い南方系の鳥です。ヤマガラやヒヨドリなどと同様に,分布を北上/分布標高を上昇させています。山中湖には調査開始当初から生息していましたが,秩父では近年定着しました。いずれの調査地でも記録率は増加傾向にあります(図1)。
図1.秩父と山中湖のメジロの記録率の経年変化
さえずり頻度の季節変化
4月上旬はまだ山中湖のメジロはさえずっていないことが多いですが,その後,さえずりが聞かれ始めると,そのさえずり頻度は,二山型になる年もありましたが,全体的にはシーズンを通して大きな変化はありませんでした。
図2.山中湖のメジロのさえずり頻度の季節変動(2013-2026)
さえずる時間帯
日の出前をピークに,その後,さえずり頻度は大きく減少しました。照葉樹林で観察していると,日の出前,すこし明るくなってくるとメジロが一斉にさえずりだします。密度の低いところでは,さえずりが活発になる時間帯が遅くなっている可能性がいくつかの種で示唆されていますが,本調査地のメジロの密度は照葉樹林よりかなり低いですが,日の出前にさえずる行動は変わらないようです。
図3.メジロのさえずり頻度と日の出からの経過時刻との関係
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